ある日、イケメンが降ってきた。
誤解
【相川 奈津side】
次の日。
朝、登校すると性悪男と目が合う。
「あ、おはよ。」
そういえば、昨日抱きしめられたんだっけ?
そんなことを呑気に思いながら挨拶すると性悪男は舌打ちをした。
「…おまえ、昨日のこと忘れたの?」
そして睨まれる。
「へ、抱きしめられたこと?覚えてるけど。」
私がそう言うと性悪男はますます機嫌が悪くなる。
え、忘れた方が良かったのかな。