ある日、イケメンが降ってきた。
「……意味わかんねぇ…」
性悪男は諦めたようにそう呟き、自分の机に伏せて寝始めたのだった。
「未來、おはよー。」
やがて、未來も登校してきた。
「おはよ。ねぇ、やばいことになってるけど大丈夫なの?」
「は?なにかあったの?」
「やっぱ知らないか……ちょっときて。」
未來に腕を引かれ、昇降口前にある『お知らせ版』の所まで連れてかれる。
お知らせ版とは名前の通り、何かお知らせしたいとき、掲示物を貼る黒板的なもの。
生徒自由に使えて、よく楽しいポスターが貼ってるのを見かける。
そこには珍しく女子の群れが出てきた。