ある日、イケメンが降ってきた。




「日野、何かあったら相川に言うんだぞ。相川も日野のこと頼むな。」



「はい…」



最悪だ。今まで隣の席の人がいなかったから、一人優雅に過ごしてたのに。



こいつのせいで…最悪だ。しかも絶対性格悪いし。



そして、そのまま1時間目が始まる。担任の教科だ。



「…日野くん、教科書ある?」



なければ見せてあげようかと思い、そう聞くと思いっきりスルーされる。



「日野くんってば!」



窓の外をボーッとみてる日野くんにそういうけど、相変わらず返事はなし。


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