ある日、イケメンが降ってきた。




「なぁ、お前ら付き合ってるって本当?」



その男子はクラスの代表として聞いているらしい。



多分、女子から頼まれたんだろうな。



でもこれってチャンスじゃない?


だって、クラスのみんなやさらには他のクラスの女子も数人、私たちを注目してるから。



これで、違うってはっきりいえば……それが広まって誤解は解ける!



そう考えながら口を開く。




「誤解だよ、あれは事故。私がつまずいちゃって、それを性わ…じゃなくて、日野くんは反射的に受け止めちゃっただけなの。」




私がそう言うとクラスの中はいくぶんかホッとした雰囲気になる。


よし、この調子…!



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