届かない手紙
谷川 浩史様

貴方に手紙を書くのは何時ぶりでしょうか。

貴方は何時も私に気を使ってくれましたね。

ありがとう。

貴方が居なくなってから世界はこれほどつまらなかったのか、と実感しました。

そんなにも私は貴方のことを好いていたのでしょうね。

貴方は居ないのにふと、隣を見てしまうのです。

ここ最近、心にポッカリ穴が開いたような喪失感にみまわれるんです。

全て、貴方のせいですよ。

私を置いてどこか遠くに逝ってしまうから。



< 1 / 3 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop