闇の中に光あり。〜助けてくれたのは貴方でした〜
「ん・・・・・。ここは・・・?」

目が覚めたら白い天井が見えた。
「保健室?」

『起きたか。』

振り返ると大月 魁がいた。
なんで・・・。

私。倒れたんだっけ?

『目が覚めたなら良い。』

は?心配してた・・・?
ありえない。
初めて会ったやつを心配するなんて。

「そぅ。沙耶はどこ?今日は帰るわ。」
気分が悪い。
この人達といい、さっきの・・・・

とにかく帰りたい。

『だめだ。俺らの倉庫に来い。』
は?
「意味がわからない。いやよ。
言ったでしょ。私は帰りたいの。」
『帰らせねぇ。倉庫に行く。』

バッ‼︎

?!?!?!
私、担がれてる?
「ちょっと!下ろしなさい!」
暴れてみる。
『ジタバタすんな。ジッとしとけ。』
離しなさいよーー!

『動くな』
「なっ!はぁ・・・」
もぅ、諦めるわ。なんなのこの人。
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