闇の中に光あり。〜助けてくれたのは貴方でした〜
ここは繁華街。

輝くネオンや、無駄に光る看板。

どれも私には無い光。

私に光は必要ない。
あるのは闇のみ。

表はキラキラかがやいている。
裏は薄汚れた世界だ。

「雫!!やっほーーー!!!」
ドンッッッ!!!

私にはバランスを崩し転びそうになった

沙耶が来た。

「沙耶。おはよ。」

「冷たっ!暗すぎだよ!」
沙耶は、明るくて元気な子。

でも同じような闇を抱えてる。

「沙耶が明るいだけよ。いつも通りの私だわ。さぁ。行きましょう。」

< 4 / 37 >

この作品をシェア

pagetop