私の横に居る人
17
コートが必要な季節がやってきた。
私は変わらずにバイトに精を出し、学校は充実していた。
「最近さ、悠って雰囲気変わったよね。」
麻帆がふっとした瞬間に言った。
「なんかさ、肩から力が抜けてさ、喜怒哀楽をしっかり出すようになったよね。」
「そうかな?」
「うまく言えないんだけどさ、良い感じ。」
麻帆はニッコリと微笑む。
自分では気が付かなかったけど、高校からずっと一緒にいる麻帆が言うんだから、きっとそうなんだろう。
「ありがとう。素直にいろんな事を感じられるようになった感じ。今まではどういう反応しようって無意識に考えていたような気がするの。つい頭で考えてから、動いちゃっていたんだよね。」
麻帆はちゃんとこういう事も伝えてくれる。
寛人先輩は、麻帆のこういう所に引かれたのかもしれない。
「それで、何か新しい自分でも発見した?」
私は変わらずにバイトに精を出し、学校は充実していた。
「最近さ、悠って雰囲気変わったよね。」
麻帆がふっとした瞬間に言った。
「なんかさ、肩から力が抜けてさ、喜怒哀楽をしっかり出すようになったよね。」
「そうかな?」
「うまく言えないんだけどさ、良い感じ。」
麻帆はニッコリと微笑む。
自分では気が付かなかったけど、高校からずっと一緒にいる麻帆が言うんだから、きっとそうなんだろう。
「ありがとう。素直にいろんな事を感じられるようになった感じ。今まではどういう反応しようって無意識に考えていたような気がするの。つい頭で考えてから、動いちゃっていたんだよね。」
麻帆はちゃんとこういう事も伝えてくれる。
寛人先輩は、麻帆のこういう所に引かれたのかもしれない。
「それで、何か新しい自分でも発見した?」