私の横に居る人

「そうか。そんなに麻帆の事考えてくれる人他にいないよ。いつも仲良しで良いわね。」

少し皮肉を込めて言ったつもりだけど、それに全く気が付いていない麻帆。

「そうかな。普通じゃない？ねぇ、息抜きに夕飯食べて行かない？」

そろそろ麻帆も私も煮詰まってきたようだ。

「私とでイイの～？」

さりげなく麻帆に聞くと、今度は意味が通じたみたい。

「もちろん！悠とがイイの。寛人はまた今度。」

私達は笑いながら、ファミレスへと向かった。