トワイライト
そう一言、あたりさわりのないように続ける
そして、沈黙。
伊月先生はあえて会話を続けようとま思わないらしい
まぁ私も、なんだが
一つだけ聞きたいことがある
「…、実は、まだクラスがわからないのですが。
私は何組になったのでしょうか」
以前、転入前にきいたときもはぐらかされてしまった問。
と同時に、城がすがたを現した。
白く、白く
ただただ純白。
傷一つないその城を、呆然とみあげることしかできなかった
「…この辺りの地域では、“佐倉城”、なんて呼ばれているらしいね。なかなかいい名前だよね
古い学校ではあるんだけど、つい去年校舎を建て替えたばかりなんだ」
呆然とする私を見かねて、そうつぶやいた。
あとそれから、
といって頭をかく
「君のクラス編成だったね、
僕にもよくわからない。君は学力があるからてっきり特進にいくものだと思っていたんだけど、」