天池クンは残念すぎる

「なんで私がアンタみたいなヤツと委員なんてやらなきゃいけねんだよ！まじふざけんな！！」




続けて言葉を言うけど



ポカン...と口を開けたままの天池を見て



ハッと我に返る。



あ...



やば...言い過ぎたかも。





「あ...えと...ごめ...」




さすがに言い過ぎたと思い


もう一度天池を見る。



...ごめん、と言おうとした言葉は消えた。





「...アンタ...何笑ってんの？」





天池があまりにも、ニヤニヤとしていたから。




え、何コイツ...頭狂った？





「やっぱりいいなぁ...

園田さんのその口の悪さ！最高だよ...！

もっと言ってよ！言っちゃって！」





怒るでもなく、笑うでもなく、泣くでもなく





「もっと！もっと罵ってよ！」





キラキラした目で、天池はそう言った。






このとき、私が察したこと。






コイツは...ヤバイ。





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