天池クンは残念すぎる
まさかの、アレでした
「...な、何、言ってんのアンタ」
すると天池は、ガタン!と大きな音をたてて
席を立ち上がる。
急すぎて、思わず体がビクついた。
「俺、園田さんに罵られるのが夢だったんだ!
この際だから言う!好きです付き合ってください!」
「......はぁ?」
いや、まじでほんとさっきから何言ってんのコイツ
罵ってほしいとか
私を好きだとか...
「言......言っちゃった...」
天池がぽりぽりと頬をかく。
その顔は、みるみるうちに赤くなっていった。