天池クンは残念すぎる



「でも、推薦しても断られるって思ってたし
園田さんが引き受けてくれるってなった時...ビックリした」




「...それは......仕方なかったから。

あっこで断ったら雰囲気悪くなるから引き受けただけだし」




天池は、もう20人分の資料を作り終えていて。



なんかひとりで「つかれたぁー」と、伸びをしていた。




顔をこっちに向き直すと



......また、笑う。




いやだから、笑うなってば。





「仕方なくでも、嬉しかった」



「...あ?」



「これからよろしくね!園田さん!」




ニコニコと笑う天池から、顔を逸らす。





「無理、アンタなんかとよろしくしたくねーわクソが」




「アアッ...いい!いいよ!もっと罵って!」




「〜っだから!キモいっつってんだよ!!」





今日、知ってしまったこと




『天池が、まさかのマゾだった。』






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