天池クンは残念すぎる
受け取って、ピコンッと通知音が鳴ったので見てみる。
画面にはスマホの某トークアプリ、LI◯Eが開かれていた。
『ごめん珠紀と天池!駆け込んだら電車間に合っちゃった!ソーリー!
あ、ちなみに久我のスマホ借りて打ってまーすby由梨』
それは、目を見開かずにはいられない内容だった。
.........はいいいいいいいい⁉︎
え、間に合っちゃったじゃないよ⁉︎
あとソーリーってなんだよ、あんのバカ野郎!!
電車行っちゃったじゃん!
私の...っ、私の降りた意味は⁉︎
「...次の電車、30分後らしいんだけど
完璧遅刻になるねぇ」
開いた口が塞がらない状態の私の横で
天池が時刻表を見ながら呟いた。