春風ライアー
実は今、この手紙を校庭の、桜の木の下で書いてます。
まだ満開とは行かないけど。
ちょっとロマンチックでしょ?(笑)
私たちが出会ったこの場所で、
気持ちが通じあったこの場所で、
そして、別れを告げたこの場所で。
私はこの手紙を書いたら、このあとすぐに飛行機に乗ってイギリスに行きます。
いつ帰ってくるかは分からない。
だけど、この手紙を読んで貴方が待っていてくれることを願っています。
読み終わったら捨てていいよ、なんて言わないからね。
じゃあ、またね。
天津理央