童話の先には
悲しい思い。

辛い思い。

置いて逝かれてしまった…。

「死んだって、いつかまた…」

涙が、滝のように零れ落ちます。

過ごしてきた日々、私達の思い出。

忘れないで…

「大事な方が死んだんです。口に出さないでいられますか。」

一人で呟いたおばあさんは、泣きながら
川へ洗濯へ行きました。

生き返ってくれるはず…

いつもみたいに、芝を刈ってきて…

笑顔で帰ってくるはず。

「あ…おじいさんのお着物…どうしましょうか…」
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