【短】流星☆BOY〜星に願いを〜
さっきまで身を切るように冷たい空気にさらされていたから、あったかい我が家の匂いが安心する。
クリームの香りが玄関まで漂っていて、今日はシチューらしい。
部屋に戻らず、リビングで少し体を暖めてから。
そう思ってリュウセイが消えた扉を開く。
だけど飛び込んできたのは、おいしそうな夕飯でもなく賑やかなテレビでもない。
サラサラと流れるようなリュウセイの銀髪。
首筋に垂れるくらいの長さなのに、律儀にきゅっとうなじで結んでいる。
いつも驚かせてばかりいるリュウセイ。
そんな彼が、ピタリとかたまっていた。
「リュウセイ…?」
広くなってきた背中を通り越すように顔をひょっこり出すと、そこにはくつろぐようにソファに座る金髪の少年。
「よう、リュウセイ」
ウェーブのかかった艶のある髪を揺らして、切れ長の瞳を細める。
リュウセイはカワイイ男の子だけど、彼はキレイな男の子だ。
「だ、誰……?」
あたしが呟いたのもつかの間。
「ベティ……」
またもや、よくわからない衣装をきたその彼に向かって、確かにリュウセイは呟いた。
「久しぶりだな」
彼が口を開くたびに、リュウセイの身体が固まっていく。
こんな姿をみるのは初めてで、あたしはなんだか胸騒ぎがしていた―……。
クリームの香りが玄関まで漂っていて、今日はシチューらしい。
部屋に戻らず、リビングで少し体を暖めてから。
そう思ってリュウセイが消えた扉を開く。
だけど飛び込んできたのは、おいしそうな夕飯でもなく賑やかなテレビでもない。
サラサラと流れるようなリュウセイの銀髪。
首筋に垂れるくらいの長さなのに、律儀にきゅっとうなじで結んでいる。
いつも驚かせてばかりいるリュウセイ。
そんな彼が、ピタリとかたまっていた。
「リュウセイ…?」
広くなってきた背中を通り越すように顔をひょっこり出すと、そこにはくつろぐようにソファに座る金髪の少年。
「よう、リュウセイ」
ウェーブのかかった艶のある髪を揺らして、切れ長の瞳を細める。
リュウセイはカワイイ男の子だけど、彼はキレイな男の子だ。
「だ、誰……?」
あたしが呟いたのもつかの間。
「ベティ……」
またもや、よくわからない衣装をきたその彼に向かって、確かにリュウセイは呟いた。
「久しぶりだな」
彼が口を開くたびに、リュウセイの身体が固まっていく。
こんな姿をみるのは初めてで、あたしはなんだか胸騒ぎがしていた―……。