GET!~アイツを振り向かせたい気持ちは120%~
「俺にとって、城薗さんは大事な人なんだ。こんな俺でも仲良くしてくれて、何でも話せる大事な存在で……大事な友達だって思ってるんだ」
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ期待していた。志摩からオッケーがもらえるんじゃないかなって。
でも、志摩にとってあたしは友達。
きっと、友達以上恋人未満的な感じ。
「告白はビックリしたけど、すっげー嬉しかった。ありがとうな。気持ちには答えられないけど、これからも城薗さんとは仲良くしていきたいんだ。……ダメかな?」
志摩の返事を……本音を聞くことが出来た。こんなあたしと、これからも仲良くしてくれる気があるみたいだ。
「ダメじゃないよ。でも……」
だけどね、志摩。
「あたしは志摩が好きなんだよ」
あたしは、今までみたいに友達のレッテルだけじゃ嫌だよ。
「志摩。今、好きな人とかいる?いない?」
「い、いないけど」
「じゃあ、諦めない。好きでいてもいい?」
「えっと、その……」
「どっち?好きでいていいの?ダメなの?」