GET!~アイツを振り向かせたい気持ちは120%~
そのまま志摩とはお別れ。自分の教室に入ったあたしは、すぐさま雪と花蓮の元へ向かった。
「おっ、サボりお帰りー」
「ささ、カレーでも食べなされ~」
2人とも休憩中らしく、出し物のカレーを食べている最中だった。
「カレーより先に報告があるの!」
「志摩くんからの呼び出しだったんだって?どうだったの?」
「その顔を見る限り、悪い話じゃなさそうだけど……」
「それがねー」
そして、今までの話を2人へ話した。
「ほー。毎回思うけど、奈央って想定外の展開起こすよね」
「そ、そうかな」
「でもよかったね~。まだ志摩くんのこと好きでいていいなんて。それに、公開ラブアタックも出来ることだし、奈央ちゃんにはありがたいね~」
「そうなんだよー、雪ぃ」
友達のままだけど、今までの関係とは違う。
一歩進んだ友達関係……かな?
「友達の関係ってことは、奈央にとって辛いこともあるかもしれないね。でも、奈央。辛くなったら……ううん、いつでもいろんな話聞くからね」