GET!~アイツを振り向かせたい気持ちは120%~
俺……告白したんだ。
アイツに、好きって言ったんだ。
明日からアイツとどういう顔で会おう?隣の席なのに、目も合わせてもらえないんだろうか?もしやガン無視!?
「……やべぇことしたかなぁ」
小さくなる声は、自信がなくなっていく証拠。
フラれんのは分かってる。だって、城薗は准が好きだから。
「城薗さん、意識してくれるといいな」
ふっと笑った准。
だけど、その笑顔はどこか寂しそうで、何かを隠しているようだ。
胸がざわつく。
嫌な予感がする。
でも、口にしたくないことを、俺は口にしていた。
「准、お前やっぱり城薗のこと気にしてんだろ?ううん……好きだろ?」
准の顔は見ない。
でも、俺達の間に微妙な空気が流れていることは、間違いなかった。