GET!~アイツを振り向かせたい気持ちは120%~
冗談だよな?でも、意外とマジで試しそうでちょっぴり恐ろしい。
「ちょっ、冗談に決まってんじゃーん。志摩信じないでよー」
「いや、城薗さんならやりかねないなぁと思って」
「おいーっ」
と彼女からツッコミと同時にバシッと肩を叩かれた俺。
「いってぇ……」
「差し入れ、何がいい?」
へ?
「差し入れで何が食べたいかって聞いてんのっ」
恥ずかしいようで怒ってる城薗さん。
なんでかな。
なんでコイツ、こんなに可愛いんだろ。
「んー弁当!って欲張りすぎ?」
自分で自分の言葉に苦笑いする俺。
「いいよ。楽しみにしててっ」
料理部に入ってから、料理やお菓子作りの腕をあげているらしい城薗さん。いつもおいしいもんを作ってくれて、本当嬉しい。たまに怪二にも作ってくるから、それがちょっとだけ妬けるのは……秘密。
「ていうかさ、その言い方やめてよ」
「え?なに?」
変な言い方してた、俺?