GET!~アイツを振り向かせたい気持ちは120%~
「アンタさいってー!女の子に向かって、そんなこと言うんだ?」
「誰が女の子だって?」
「アンタの目の前にいるでしょーが!」
わりーな、城薗。お前は怒ってるんだろうけど、俺には……可愛く見えて仕方ねぇよ。
「いい?いっくらモテてもね、女の子の気持ちを分かる男じゃなきゃダメだよ!そんなんじゃ、いつか嫌われるんだからねーだ!」
「悪いな。別にモテたくてモテてんじゃねーし。はーモテ男は困るぜっ」
「はっ?よく言うよー」
鼻で笑いやがった城薗。
「あたしはそういう男は苦手……ううん、嫌いなの!そうだなぁ、友達としてはギリギリオッケーだけど、恋愛対象としては絶対見れないなー。相性悪そうだし、上手くいかない気がするしっ」
グッサー。
ダメージ200くらい一気にきた。
い、イキナリ爆弾落としてくるな、このヤロ。
「だっ、だったら、どんな奴なら恋愛対象として見れんだよ」
「えっ?それは、えーっと……」
目を泳がす城薗。