GET!~アイツを振り向かせたい気持ちは120%~
「志摩も、騎馬戦見てた?」
おそるおそる聞くあたし。
「おう、見てたぞ。城薗さんの迫力は周りと違ったなー」
ガ、ガビーン。
「女捨ててるように見えた?」
「おう!超かっこよかったぞ」
志摩、それ嬉しくないよ。
「そ、そうだよねー」
やばい、苦笑しかできないよぉ。
「でも、あれくらいマジになんねーと、チームのためには勝てねーもんな?頑張ったな!」
し、志摩ぁ。
「やばい、志摩。あたし、志摩が神様に見えるんだけどっ」
「マジで?私は~神である~お主~何とでも言いたまえ~ってな?」
ううっ、おどける志摩……激可愛い。
「准、そろそろ行くぞ。城薗、ソーラン節楽しみにしてっからな」
そう言いながら、志摩を連れて去った快二。
「しまった!もうすぐで、あのソーラン節がやってくるっ」
あの日から今日まで筋肉痛と戦った日々。夜は湿布に身を包んで眠り、朝は激痛で目覚めた日々。今は少し楽になったけど、成功させてみせようではないか!