GET!~アイツを振り向かせたい気持ちは120%~
大きく口を開けて笑う准だけど、言えるわけねぇ、准と城薗が気になってたっていう理由で、パシりを引き受けたなんて。
「まぁ、バレてるけど?一番の城薗さんでしょ?」
「……だったら聞くな」
「ふふっ、わりーって」
えーっと、と呟きながら、買い出しメモらしき物を見ながら辺りを見渡す准。
「段ボールもらって来てから、俺も探そーか?」
「おう、助かる!」
それから、店員に段ボールを大量にもらった俺は、チャリに結びつけて准の元へ戻った。
「快二まだいんのー!?早く帰ればいいじゃんかー」
そこへキンキンした城薗の声が俺の耳に届く。どうやら城薗は、准とペアを組んで動くつもりらしい。
「ふんっ、もうちょっとサボりたいんだからいいだろ?」
「そんな理由でココに残るわけ?帰ってみんなの手伝いしてよねー」
「まぁまぁ、荷物持ちが増えたし、少しいてもらおうよっ」