叶わない恋
予想通り、由紀ねえが、廊下に立ちながら文句をいっていた。「由紀ねえ」とわたしが、小さな、声で呼ぶと。由紀ねえは、きずいたのか。顔をあげた。由紀ねえは、ニヤリと笑いこっちを見た。由紀ねえが笑うときは、危険なとき。「真由美。いくぞっ」と言われ手を掴まれた。それで、わたしの手を由紀ねえは、引っ張って。学校の外まできてしまった。私と、由紀ねえは、体力の限界で、学校の、前の門で座り込んだ。それも、そのはず、由紀ねえと、私の、教室は!三階で、先生に、みつかり、二階ら、三階ら、を何回も切り返していた。そらを見上げると。キレイなくもがみえた。青い空に包まれそうなくも。私なら、包まれたい。なんて、変な想像をしていた。「ふっ」と誰かに鼻で笑われた。
なにっ!と思い私は、横を振り向いた。


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