巨人のドン(短編)
「そう…それはつらかったね。」








ドンがはなしおわるとフゥがやさしく声をかけました。









「どうしてみんなはボクとなかよくしてくれないのかな?ボクはみんなとともだちになりたいのに…」









「ともだちがほしいの?」







フゥがききます。








「うん。」








ドンはこたえましたが、その声はどこか暗いままです。











「なら、ボクがともだちになるよ。」













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