巨人のドン(短編)
「お~い、ドン。」








ドンの後ろからフゥがおいかけてきました。








「フゥ…」









ドンはどこかさびしそうでした。








「ドン、みんなのこと、ゆるしてあげようよ。」








「……」








ドンは何も言いませんでした。










「みんなとなかよくなりたいんでしょ?」








「ボクは、ボクにはフゥがいるよ。フゥがともだちだよ。」













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