巨人のドン(短編)
すると、フゥがとつぜんおこりだしました。
「そんなドン、ボクはきらいだ!」
「えぇ、どうして?」
ドンはすごく悲しくなりました。
「ボクはやさしいドンがすきなんだ。やさしいドンがボクのともだちなんだ。やさしくないドンなんかともだちなんかじゃない。」
フゥはまだおこっています。
「ドンはボクだけがともだちでいいの?村のみんなとはともだちになりたくないの?」
「そんなドン、ボクはきらいだ!」
「えぇ、どうして?」
ドンはすごく悲しくなりました。
「ボクはやさしいドンがすきなんだ。やさしいドンがボクのともだちなんだ。やさしくないドンなんかともだちなんかじゃない。」
フゥはまだおこっています。
「ドンはボクだけがともだちでいいの?村のみんなとはともだちになりたくないの?」