巨人のドン(短編)
「だいじょうぶ。ボクはまたここにかえってくるよ。」
「ほんとう?」
ドンは少し泣いていました。
「うん。だから、ドン。ボクのこと、わすれないでね。」
「うん。ぜったいわすれないよ。フゥもボクのことわすれないで!」
「わすれないよ。だってボクのはじめてのともだちだもん。」
「うん。分かった。ボクはあの場所で待ってるね。それじゃあ……またね。」
「うん。またね。」
フゥはにっこり笑うと風にのって遠くへといってしまいました。
「ほんとう?」
ドンは少し泣いていました。
「うん。だから、ドン。ボクのこと、わすれないでね。」
「うん。ぜったいわすれないよ。フゥもボクのことわすれないで!」
「わすれないよ。だってボクのはじめてのともだちだもん。」
「うん。分かった。ボクはあの場所で待ってるね。それじゃあ……またね。」
「うん。またね。」
フゥはにっこり笑うと風にのって遠くへといってしまいました。