巨人のドン(短編)
「ち、ちがうもん。」




その子はウソをつきました。







「そんな…」








ドンは悲しくなりました。








「ほれ見ろ、やっぱりお前がわるさしたんだな!」




「川でおぼれたなんて、ウソを言いやがって!」








「お前なんか今すぐ出てけ!」







「そうだ出てけ!」










ドンの足のそばで何人もの人が、出てけと叫びはじめました。









ドンはこわくなってその場から走って逃げました。











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