コクハクマシーン★
「隼人っ!!!隼人~っ!!!」
あちこち探してみるけれど、やっぱり何処にも居なくて、途方に暮れながら、神社の池の近くにある、大きな石に、腰を降ろした。
「隼人のばかあ…何処いったのよ~こんなに可愛い子ほっといてっ…、」
本当に嫌になっちやうなあ…
隼人と出かけるときはいつもそう…、ついてない日が多いんだ。
誰かがあたし達の邪魔をするように…
“神様?
もしいるのならば、
隼人とあたしを巡り合わせてくださいっ”
「はあ……っ、何やってんだろ…あたしっ、」
ため息を零しながら、
目の前にある石を蹴れば、
飛んだ石が、地面に落ちていた石に当たって、あたしの方向に返ってきた。
返ってきた石に気付いて避けようとするが、さけられず、石は見事に足に当たり、足から血が流れた。