コクハクマシーン★
「ぴんくのリボン?」






「ん、あぁーこれか、男の子がぴんくって微妙だけど、これしかないから-…悪りいーな、」







喋りながら、あたしの足の傷を包みこむように、足を手当してくれた。








「なんか…器用だね、女の子みたいな手つきしてる…、」






「女の子みたい、ってのをぬかせば褒め言葉だな、」






「うん、そうかもしれないね、」







クスリとあたしが笑みを零したと同時に、“キュッ”と足を縛り終えた音がした。








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