コクハクマシーン★
ガラッ”
おおきな音ともに開く、保健室の扉。
「杳!!!」
「は、隼人っ。」
「ななの具合どうだ?」
「うん、いまみてもらったとこ。大丈夫だって…」
先生に言われた直接聞かなきゃいけないことが気になって、素直に笑えないあたしに気づいた隼人が、あたしのおでこにでこぴんをおとした。
「イタッ!!隼人のばかあ!!何すんのよっ!!!」
涙目で訴えるあたしの頬を引っ張る隼人。
「おめえは笑ってる方が可愛いんだよ、ぶすっとした顔ばっかしてると、しあわすがどんどん逃げちまうぞっ!」