コクハクマシーン★




「あら、今日は早いのね、」




“珍しく”そんな言葉をいいながら、手際よく朝ご飯をつくるお母さんの姿を見て、冷蔵庫からとった牛乳をのみ、椅子に座った。





「うん…なんか、目、さめちゃったからさあ、」








ぼーっとしながらそう答えると、テレビに映る文字になんとなく目をとうして、テーブルにおかれた朝ご飯を口にふくんだ。


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