蟲狩り少女
「あ、あぁ。悟は出場種目がもう決まっているから教室を出ても構わないな」
三岳友輝は一度黒板を振りかえり、牧悟の名前が書かれていることを確認してから前を向いた。
「悪いが探してきてくれ」
「あぁ。じゃ、行ってくる」
そう言い、牧悟は教室を出た。
あたしはその姿を見送る。
そういえば朝口容子と牧悟は幼馴染で家が近いのだと聞いた事がある。
だかさ率先して探しに入ってくれたんだ。
そう思っていると、不意に三岳友輝に「芽野」と、名前を呼ばれた。
あたしは驚き、条件反射でパッと立ち上がる。
みんなの視線があたしに集中して、途端に恥ずかしくなり顔が熱くなるのを感じる。
三岳友輝は一度黒板を振りかえり、牧悟の名前が書かれていることを確認してから前を向いた。
「悪いが探してきてくれ」
「あぁ。じゃ、行ってくる」
そう言い、牧悟は教室を出た。
あたしはその姿を見送る。
そういえば朝口容子と牧悟は幼馴染で家が近いのだと聞いた事がある。
だかさ率先して探しに入ってくれたんだ。
そう思っていると、不意に三岳友輝に「芽野」と、名前を呼ばれた。
あたしは驚き、条件反射でパッと立ち上がる。
みんなの視線があたしに集中して、途端に恥ずかしくなり顔が熱くなるのを感じる。