悪役系女子
「何もしらないって?それは、アンタの方じゃないっ!!彼等の痛み?知る訳ないじゃないっ!アンタみたいに私達は彼等の側には居られないんだからっ!!
外見しか見てない?ふざけないで!
外見だけだったら、ここまで執着しないわよっ!」
無表情で、冷酷。
そんなふうに言われてるけど
私は、知ってる。
「変化は少ないけど、仲間を見るときの少しだけ緩んだ表情とかっ!
求めてくるのに、どこか苦しそうなカオとかっ!
冷たい目なのに、私を気遣ってくれるとことかっ
優しく触れてくれるところも!!」
「何も知らないアンタに、そんなこと言われる筋合いないわよっ」
自分が汚いことくらい知っている。
でも、この気持ちだけは否定されたくなかった。