悪役系女子
どうしても離れたくなくて
布の擦れる音だけがする室内。
情事後特有の気怠さが私を襲う
ベッドの上には美しい男__カオルさん
私は素早く服を着て部屋を後にする
私は、カオルさんのセフレだった。
大勢のうちの一人だったけど
カオルさんに触れられることが嬉しくて。
気持ちなんてないとわかっているけど
それでも、体だけでも愛されていると感じたかった