無口なキミと同居します。
………なれるものなら、今外で鳴いてる
スズメになりたいくらい。
「……………はぁ、行くかぁ」
階段をのろのろとゆっくり足音を小さくして、彼を起こさないようにと上がってく。
そういや、私はなにをのんきに朝ご飯とか作ってんだろ。
頼まれてもないし、面倒なことなのに。
遠野ー、お願いだから後3秒以内に起きて。
そしたら起こしに行かなくてすむから。
「はぁ」と私はまた、小さくため息をついた。