無口なキミと同居します。
…この人と私、一緒の家に住むことになるんだ。
そう思うともう少し仲良くしないと辛いなぁ、きっとつまんないよなぁ。
…いや、でもこの人とどうやって。
『………何』
「えっと……、なんでここに?」
私が楽に高校に行けるよう、ここにいるのと
同じように、理由があるはず。
だってこの家、彼にとっても“親戚の家”なわけだし……。
あれ、多分そうだったよね?
『…………お前と高校、同じ』
「え。」