無口なキミと同居します。



***



昼休み終了後、次の授業が移動だったから早めに教室を出た。


やだな、科学……。嫌いなんだよね……。




『あ、和沙。ほらっ、』


「え?……あー!」




蛍に肩を叩かれ、蛍の目線の先を見ると、


「柏野先輩だ!」


友達と楽しそうに話してる、柏野先輩が歩いていた。



すごい、まさか今日見れるなんて。



『話したかったの?』


「いや、なんとなく見たかった!」


『なにそれ、』




あんまり意味はないんだよね!って言えば、

パシッと頭を叩かれた。


痛いよ、いいじゃんか!




< 83 / 138 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop