無口なキミと同居します。



少し会話に間が空いた後、確かに遠野はそう言った。


……ドクッとその声に心臓が音を立てた気がした。




「ええええっ!?」


『……うるさい』


「いいの!?」


『………は?意味分からないんだけど』




口の悪いような感じの彼は、少しだけムスッとしてて、

まるで子どもが拗ねてるみたいだ。



相変わらず、こういうところは可愛いよね。


口は少し悪いけど!!!




「絶対嫌がられると思ってた!」


『……なに、交換したかったの?』



あ、少し意地悪だ。

その表情は私に意地悪した時の笑顔だ。







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