光の少女Ⅰ【覚醒編】
城を出発してから数時間後、花音と夜天は森の入口に来ていた。
「何か不気味なところだね」
「ああ。宝珠は森の最奥にある。そこまでの道は俺が知ってるけど、複雑だからはぐれるなよ。それと」
「何?」
「さっきは言わなかったけど、ここは盗賊達が潜んでいることもある。俺も警戒しているけど、背後とか気を付けろ」
「う、うん」
「じゃあ、行くぞ」
そう言い夜天は歩き出す。花音もその後をついて、森の中へ足を踏み出した。
(何だかもう帰りたくなってきたかも)
光が入らない薄暗い森の中、辺りを落ち着きなく見回しながら花音はそう思う。
森に入ってから夜天はずっと警戒しているらしく、ピリピリとした雰囲気を纏っていて話し掛けにくかった。
「どうした?疲れたのか?」
花音が思わずついてしまった溜め息に夜天が聞いてくる。
「えっ!?ううん、大丈夫だよ」
「そうか。まぁ、どうせ後少ししたら今日は進めなくなるだろうから、もう少し頑張ろう」
「進めなくなるってどうして?」
「この森はこの通りあまり光が入らないだろう。だから、日が落ちると余計に暗くなり、何も見えなくなるからな」
花音の疑問に答えるように夜天はそう言った。
「何か不気味なところだね」
「ああ。宝珠は森の最奥にある。そこまでの道は俺が知ってるけど、複雑だからはぐれるなよ。それと」
「何?」
「さっきは言わなかったけど、ここは盗賊達が潜んでいることもある。俺も警戒しているけど、背後とか気を付けろ」
「う、うん」
「じゃあ、行くぞ」
そう言い夜天は歩き出す。花音もその後をついて、森の中へ足を踏み出した。
(何だかもう帰りたくなってきたかも)
光が入らない薄暗い森の中、辺りを落ち着きなく見回しながら花音はそう思う。
森に入ってから夜天はずっと警戒しているらしく、ピリピリとした雰囲気を纏っていて話し掛けにくかった。
「どうした?疲れたのか?」
花音が思わずついてしまった溜め息に夜天が聞いてくる。
「えっ!?ううん、大丈夫だよ」
「そうか。まぁ、どうせ後少ししたら今日は進めなくなるだろうから、もう少し頑張ろう」
「進めなくなるってどうして?」
「この森はこの通りあまり光が入らないだろう。だから、日が落ちると余計に暗くなり、何も見えなくなるからな」
花音の疑問に答えるように夜天はそう言った。