光の少女Ⅰ【覚醒編】
「わわっ!?」
「・・・わかっただろ?今のあいつは、お前の知ってる奴じゃない」
驚き声を上げた花音を下ろして火焔が言う。
それを聞いて、花音は顔を俯かせた。
涙が零れそうになるのを必死に耐えていると、聖の声がした。
「ふん、あまいのね。私を傷付けたくないなら、私の希望通りに貴女が死んでくれるの?」
「・・・それは・・・」
「・・・まあ、貴女の意見なんて関係ないか。私は、邪魔者の貴女を消すだけよ!」
聖の周囲に陰が集まる。
どのくらい集まっているのか、数は多かった。
「・・・この国で俺に勝てると思ってるのか、聖」
聖と花音の間に割って入った風夜の周りを風の渦が囲む。
それを見て、風夜を止めようとした花音は火焔に動けないよう押さえ付けられた。
掴まれている肩が痛い。
風夜と聖の周りの力が高まったと感じた瞬間、御互いに向け放たれる。
花音はそれを見ていられなくて、顔を俯かせ、耳を塞いだ。
「・・・わかっただろ?今のあいつは、お前の知ってる奴じゃない」
驚き声を上げた花音を下ろして火焔が言う。
それを聞いて、花音は顔を俯かせた。
涙が零れそうになるのを必死に耐えていると、聖の声がした。
「ふん、あまいのね。私を傷付けたくないなら、私の希望通りに貴女が死んでくれるの?」
「・・・それは・・・」
「・・・まあ、貴女の意見なんて関係ないか。私は、邪魔者の貴女を消すだけよ!」
聖の周囲に陰が集まる。
どのくらい集まっているのか、数は多かった。
「・・・この国で俺に勝てると思ってるのか、聖」
聖と花音の間に割って入った風夜の周りを風の渦が囲む。
それを見て、風夜を止めようとした花音は火焔に動けないよう押さえ付けられた。
掴まれている肩が痛い。
風夜と聖の周りの力が高まったと感じた瞬間、御互いに向け放たれる。
花音はそれを見ていられなくて、顔を俯かせ、耳を塞いだ。