光の少女Ⅰ【覚醒編】
「・・・行っちゃったね」

「寂しいか?」


見えなくなっても空を見上げていた花音は風夜に聞かれ頷いた。


「うん。皆、一気にいなくなっちゃったからね」

「また会えるだろ、あいつらとは。すぐには無理かもしれないけどな」

「そうだね・・・」


花音はそう言ってもう一度空を見上げると、城の中に戻るため踵を返した。
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