光の少女Ⅰ【覚醒編】
掌に力が集まるイメージをすると、そこが暖かくなり、力が集まるのを感じる。
それが高まったと思うと、風夜が放ってきた風の渦に向かって力を放出する。
放たれた力がぶつかり合い、押されそうになるのを堪えていると、急に付けていたペンダントが光りだした。
それと同時に身体は軽くなり、花音の掌に集まっていた力が急激に強まる。
「ええっ!ちょっ、何!?」
慌てて制御しようとしたが、あまりのエネルギーに制御出来ず、風の渦を消し飛ばした力は風夜を後方へ吹っ飛ばした。
「ぐっ・・・!」
「風夜!」
勢いよく吹っ飛ばされ、壁に背中を強打した風夜を見て、花音は血相を変えて駆け寄った。
「ご、ごめんね。大丈夫?怪我してない?」
「・・・っ、ああ。何とか直撃は防いだし、叩きつけられる前に勢いをころしたからな」
そう言い、風夜は立ち上がる。
その際、頭を軽く叩かれ、花音は俯けていた顔を上げた。
「本当に大丈夫だから、気にするな」
「・・・うん」
「さてと、このあとこの世界のことを勉強するために、図書室へ行くんだろ?今日は何もないし、俺にわかることなら教えるよ」
「うん。お願い」
花音は頷くと、風夜と肩を並べて城の図書室へ向かった。
それが高まったと思うと、風夜が放ってきた風の渦に向かって力を放出する。
放たれた力がぶつかり合い、押されそうになるのを堪えていると、急に付けていたペンダントが光りだした。
それと同時に身体は軽くなり、花音の掌に集まっていた力が急激に強まる。
「ええっ!ちょっ、何!?」
慌てて制御しようとしたが、あまりのエネルギーに制御出来ず、風の渦を消し飛ばした力は風夜を後方へ吹っ飛ばした。
「ぐっ・・・!」
「風夜!」
勢いよく吹っ飛ばされ、壁に背中を強打した風夜を見て、花音は血相を変えて駆け寄った。
「ご、ごめんね。大丈夫?怪我してない?」
「・・・っ、ああ。何とか直撃は防いだし、叩きつけられる前に勢いをころしたからな」
そう言い、風夜は立ち上がる。
その際、頭を軽く叩かれ、花音は俯けていた顔を上げた。
「本当に大丈夫だから、気にするな」
「・・・うん」
「さてと、このあとこの世界のことを勉強するために、図書室へ行くんだろ?今日は何もないし、俺にわかることなら教えるよ」
「うん。お願い」
花音は頷くと、風夜と肩を並べて城の図書室へ向かった。