光の少女Ⅰ【覚醒編】
第4章 闇の国、過去の罪
1
数日振りに闇の国に帰ってきた花音達が城に着くと、直ぐに王達の部屋へ呼ばれた。
「失礼します」
夜天が部屋のドアを開け、花音達は彼に続いて入る。
「父上、用というのは」
「うむ。実はお前達が光の一族の所へ行ってる間に使者が来てな。その者の話だと陰の一族が火の国へ侵攻を始めたそうだ」
「えっ!?」
王の言葉に思わず声を上げる。
はっとして口を押さえ回りを見ると、風夜と光輝は顔をしかめ、火焔に至っては顔色が悪かった。
「父上、それは本当なんですか?」
「ああ。使者から話を聞いた後、我々も事実を確認したが間違いない」
そう言って王は花音達の方へ、正確には火焔の方へ歩いてきて一通の封筒を取り出した。
「これは使者が火の国の王から預かってきた手紙だ。後で読むといい」
差し出された封筒を火焔が受け取る。
その後、花音達は王の部屋を退室した。
数日振りに闇の国に帰ってきた花音達が城に着くと、直ぐに王達の部屋へ呼ばれた。
「失礼します」
夜天が部屋のドアを開け、花音達は彼に続いて入る。
「父上、用というのは」
「うむ。実はお前達が光の一族の所へ行ってる間に使者が来てな。その者の話だと陰の一族が火の国へ侵攻を始めたそうだ」
「えっ!?」
王の言葉に思わず声を上げる。
はっとして口を押さえ回りを見ると、風夜と光輝は顔をしかめ、火焔に至っては顔色が悪かった。
「父上、それは本当なんですか?」
「ああ。使者から話を聞いた後、我々も事実を確認したが間違いない」
そう言って王は花音達の方へ、正確には火焔の方へ歩いてきて一通の封筒を取り出した。
「これは使者が火の国の王から預かってきた手紙だ。後で読むといい」
差し出された封筒を火焔が受け取る。
その後、花音達は王の部屋を退室した。