シンデレラに恋のカクテル・マジック
翌日曜日、菜々はフレアをがんばろうという意気込みと永輝と一緒に過ごせるドキドキを抱えながら、彼の部屋へと向かった。昨晩、メールで〝日曜の朝十時半に部屋に来てほしい〟と連絡があったのだ。
(わー、朝から一緒にいられる)
ウキウキしながら途中のデパートに寄ってケーキショップでケーキを買った。永輝のマンションに着くと、一階のエントランス横のインターホンで、永輝の部屋番号を押して呼び出しボタンを押した。すぐにカチッと接続音がして、永輝の声が答える。
「はい」
「あ、斎城です」
「入って」
オートロックが解除されて自動ドアが開いた。そこからエントランスに入り、エレベーターで三階へと上がると、すでに永輝が部屋のドアを大きく開けて待っていてくれた。
「おはよう」
永輝が白いカジュアルシャツにチノパンというラフな格好で微笑む。
「おはようございます。あの、これ、お土産のケーキです」
「わざわざありがとう」
菜々が差し出した箱を永輝が笑顔で受け取った。
「一晩かけて曲と振り付けを考えてみたんだ」
「え、もうできたんですか?」
「うん。菜々ちゃんをイメージしながら考えたら結構すぐに思いついたよ」
(わー、朝から一緒にいられる)
ウキウキしながら途中のデパートに寄ってケーキショップでケーキを買った。永輝のマンションに着くと、一階のエントランス横のインターホンで、永輝の部屋番号を押して呼び出しボタンを押した。すぐにカチッと接続音がして、永輝の声が答える。
「はい」
「あ、斎城です」
「入って」
オートロックが解除されて自動ドアが開いた。そこからエントランスに入り、エレベーターで三階へと上がると、すでに永輝が部屋のドアを大きく開けて待っていてくれた。
「おはよう」
永輝が白いカジュアルシャツにチノパンというラフな格好で微笑む。
「おはようございます。あの、これ、お土産のケーキです」
「わざわざありがとう」
菜々が差し出した箱を永輝が笑顔で受け取った。
「一晩かけて曲と振り付けを考えてみたんだ」
「え、もうできたんですか?」
「うん。菜々ちゃんをイメージしながら考えたら結構すぐに思いついたよ」