シンデレラに恋のカクテル・マジック
「はい」
「よかった! 何曜日来れそう?」
「えっと、月曜は午後から夜まで個別指導塾の講師のバイトをしてて、火曜から土曜までは昼間に予備校の受付をしてるんです。で、木曜の夜は家庭教師をやってるんで……火、水、金、日なら来られます」
永輝の表情が心配そうに曇った。
「そんなに働いてるんだ」
「まあ……いろいろ払わなくちゃいけないものもありますし……」
国民健康保険料を始めとして、もろもろの税金が菜々の家計にのしかかっている。
「大変だね。でも、日曜日くらいは休まないと」
「体力には自信ありますよ。むしろガンガン働きたいくらいです」
そう言ってしまって後悔した。アルバイトをびっしり入れているのは、思い出したり考えたりする時間ができないようにするためだったのだが、これじゃまるでお金にがめついみたいだ。
「あ、いえ。じゃ、やっぱり日曜日は休みます」
「それがいいよ。じゃあ、うちで働いてもらうのは火曜と水曜と金曜の週三日ということでいいかな」
「はい」
「それじゃ、来週の火曜日からよろしく」
「こちらこそよろしくお願いします」
「よかった! 何曜日来れそう?」
「えっと、月曜は午後から夜まで個別指導塾の講師のバイトをしてて、火曜から土曜までは昼間に予備校の受付をしてるんです。で、木曜の夜は家庭教師をやってるんで……火、水、金、日なら来られます」
永輝の表情が心配そうに曇った。
「そんなに働いてるんだ」
「まあ……いろいろ払わなくちゃいけないものもありますし……」
国民健康保険料を始めとして、もろもろの税金が菜々の家計にのしかかっている。
「大変だね。でも、日曜日くらいは休まないと」
「体力には自信ありますよ。むしろガンガン働きたいくらいです」
そう言ってしまって後悔した。アルバイトをびっしり入れているのは、思い出したり考えたりする時間ができないようにするためだったのだが、これじゃまるでお金にがめついみたいだ。
「あ、いえ。じゃ、やっぱり日曜日は休みます」
「それがいいよ。じゃあ、うちで働いてもらうのは火曜と水曜と金曜の週三日ということでいいかな」
「はい」
「それじゃ、来週の火曜日からよろしく」
「こちらこそよろしくお願いします」