だからそっちの"好き"じゃない!
流可side

「…優奈が可愛すぎてツライ」

「…流可がキモすぎてツライ」

「…おい」

そう言って秋を一睨み。

窓の方を見てため息をつく。

あー…

ほんと可愛すぎ。

美少女で明るくて優しくて

可愛らしい、俺の幼なじみ。

「…なんであんなに可愛いんだろ」

「…なんでこんな怖い生物が俺の親友なんだろ」

「…秋」

また秋を一睨み。

そう、俺は優奈にぞっこん。

好きと自覚したのは

なんと幼稚園の年中のとき。

それ以来ずっと一筋、

優奈を見てきている。

それはそれはずっと、

長い間本当に色々なことをした。
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