だからそっちの"好き"じゃない!
翌日

ルンルンで家を出ると

家の前には流可と…

「陵君っ!おはよう!」

「おはよう優ちゃん」

陵君の返事に微笑む私。

そう、流可の隣には陵君がいた。

陵君は前に住んでいたところに

また住むらしく、家は近所。

また昔と同じように

一緒に登校できると思うと

わくわくする。

「流可もおはよっ」

「…おはよ」

挨拶を交わして早速学校にGo!

「そういえば陵君、今日学校着いたら職員室だよね?」

「うん。そう言われてるよ」

「そっか。私着いて行こうか?」

そう言って陵君の顔を覗き込む。

「あ、うん、おねが…「俺が一緒に行ってやるから、優奈はいいよ」

「あ、そう?」

そう言って陵君と流可をチラッと見る。

…なんか火花散ってない??

「あ、着いた。じゃあ流可っ、お願いね〜。陵君もまた後でっ」

「ああ、まかせて」

「…あとでね優ちゃん」

私はうん、と頷いて

学校に入っていった。
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